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上部消化管(腫瘍)の疾患

食道癌

食道癌とは

食道癌(しょくどうがん)は、のどから胃へ食べ物を送る管「食道」にできる悪性腫瘍です。
日本では扁平上皮癌が多く、近年は腺癌も増えています。

早期は自覚症状が乏しく、進行してから見つかることも少なくありません。

食道癌の症状

初期はほぼ無症状です。

進行すると:

  • 食べ物がつかえる感じ(嚥下障害)
  • 固形物が飲み込みにくい → 水分も困難になる
  • 胸の違和感・痛み
  • 体重減少
  • 声のかすれ(反回神経への影響)
  • 咳(気管への浸潤)
  • 吐血・黒色便(出血)

「最近、食べ物が通りにくい」と感じたら注意が必要です。

食道癌の原因

主なリスク因子:

  1.  喫煙
    最も大きな危険因子の一つです。
  2. 飲酒
    特に大量飲酒はリスクを高めます。
  3. 喫煙+飲酒の併用
    相乗的にリスクが大きく上昇します。
  4. 熱い飲食物の習慣
  5. 胃食道逆流症(逆流性食道炎)
    慢性的な逆流により、バレット食道を経て腺癌の原因になることがあります。
  6. 栄養不足・野菜不足

胃癌

胃癌とは

胃癌(いがん)は、胃の内側の粘膜から発生する悪性腫瘍です。
日本では比較的多いがんの一つで、検診(胃カメラなど)により早期発見が進んでいます。

多くは腺癌というタイプです。

早期のうちに発見すれば、内視鏡治療で治る可能性も高い病気です。

胃癌の症状

初期

ほとんど自覚症状がありません。

進行すると
  • みぞおちの痛み・不快感
  • 胃もたれ
  • 食欲不振
  • 吐き気・嘔吐
  • 体重減少
  • 貧血(ふらつき・息切れ)
  • 黒色便(出血がある場合)
  • 吐血(まれに)

「なんとなく胃の調子が悪い」が続く場合は注意が必要です。

胃癌の原因

  1. ピロリ菌感染
    最も重要な原因の一つ。
    長年の感染により慢性胃炎 → 萎縮性胃炎 → 胃癌へ進行することがあります。
  2. 塩分の多い食事
    塩辛い食品・保存食の多い食生活。
  3. 喫煙
  4. 過度の飲酒
  5. 家族歴
  6. 加齢
    高齢になるほどリスクが上昇します。
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