下部消化管(一般疾患)の疾患
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群(IBS)とは、検査で異常が見つからないにもかかわらず、慢性的な腹痛や便通異常が続く病気です。
腸の「動き」と「知覚」が過敏になっている状態で、命に関わる病気ではありませんが、生活の質(QOL)に大きく影響します。
過敏性腸症候群の症状
- 腹痛(排便で軽くなることが多い)
- 下痢
- 便秘
- 下痢と便秘を繰り返す
- お腹の張り(膨満感)
- ガスが多い
タイプ:
- 下痢型
- 便秘型
- 混合型
過敏性腸症候群の原因
- ストレス
- 自律神経の乱れ
- 脳腸相関の異常
- 腸内細菌バランスの変化
- 感染後(胃腸炎の後)
虚血性腸炎
虚血性腸炎とは
虚血性腸炎とは、大腸の血流が一時的に悪くなり、腸の粘膜が炎症や傷を起こす病気です。
高齢者や便秘の方に多いです。
虚血性腸炎の症状
突然起こるのが特徴です。
- 左下腹部の痛み
- 下痢
- 血便
多くは数日〜1週間で改善します。
虚血性腸炎の原因
- 便秘による腸内圧の上昇
- 動脈硬化
- 脱水
- 血圧低下
- 心疾患
大腸憩室出血
大腸憩室出血とは
大腸憩室出血とは、大腸の壁にできた袋状のくぼみ(憩室)から出血する病気です。
高齢者に多いです。
大腸憩室出血の症状
- 突然の大量の血便
- 痛みがないことが多い
- 貧血
出血量が多いと救急受診が必要です。
大腸憩室出血の原因
- 大腸憩室出血の原因
- 憩室内の血管が破れる
- 加齢
- 便秘
- 動脈硬化
- 血液をサラサラにする薬の使用
痔核
痔核とは
痔核(じかく)とは、いわゆる「いぼ痔」で、肛門周囲の血管がうっ血して腫れた状態です。
- 内痔核(肛門の内側)
- 外痔核(肛門の外側)
に分かれます。
痔核の症状
- 内痔核
- 排便時の出血(鮮血)
- 脱出(いぼが外に出る)
- 外痔核
- 痛み
- 腫れ
- 血栓ができると強い痛み
痔核の原因
- 便秘
- 長時間のいきみ
- 長時間の座り仕事
- 妊娠・出産
- 飲酒
- 冷え
